歯周病で歯を失い、喫煙をしている人は、インプラントを失う可能性がある。

6th European Workshop on Periodontology でのコンセンサスでは、インプラント周囲炎は細菌感染を伴う炎症と、それに続く支持組織の喪失であり、リスクファクターとして明らかなものは、1)不十分な口腔衛生状態、2)歯周病の既往、3)喫煙とされている。

糖尿病やアルコール過剰摂取等がリスクとなる科学的根拠は弱く、遺伝的素因、インプラント表面性状はまだ議論の余地があるとされている。
(参考文献)
Lindhe J, et al : Peri-implant diseases : Consensus Report of the Sixth European Workshop on Periodontology. J Clin Periodontol, 35(8 Suppl) : 282-285,2008.
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インプラント周囲炎に対しては、患者さんが"糖尿病であるかどうか"よりも"喫煙の有無"の方が結果に影響を与えることが分かりました。

2014年6月26日

hori (08:19)

カテゴリ:インプラントについて

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