インプラントを考える歯医者

インプラントは今後ますます必要とされる治療法です。


ただ、インプラントを希望される患者さまというのは、そもそも何らかの原因で、歯牙を保存できずに抜歯に至っているはずです。


そしてむし歯や歯周病、歯根破折がその原因として挙げられることと思います。


インプラントそれ自体はむし歯にはなりませんが、抜歯をした後でも、歯周病や歯根破折が発生しやすい体質は依然として存在しているわけです。


(インプラントも口腔衛生状態不良による細菌感染や負担できる以上の力を受けた場合など歯牙と同様に使用不能となります。)


そのような患者さまには十分に診査・診断してから、インプラント治療を行う必要があります。


インプラントを埋入するのは、それほど困難な治療ではありません。


しかし、症例によっては、自分の歯の代わりとしてインプラントを使用するのは困難な場合があります。


堀歯科医院では、私と歯科治療を通して、 一生付き合って行くくらいの気持ちで、定期健診に来院される方以外には、インプラント治療を行いません。


また歯ぎしりや食いしばりなどで歯牙を喪失した方には、インプラントを希望されてもこちらからお断りする場合すらあります。


抜歯に至った経緯やその背景を重視し、インプラント治療を行うべきだと考えています。

2005年8月27日

hori (00:00)

カテゴリ:治療コンセプト

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