長期に安定したインプラントを目指して : その2

インプラント希望の方が来院されました。

今回のインプラントは下顎小臼歯部。

ブリッジの土台の歯が保存不可能となったケースでした。

神経・血管が近くを走行しているので、そこを避けてインプラントを埋入する必要があります。

また抜歯即時でインプラントを埋入する際には、抜歯後の骨のリモデリングを予想し、若干深めに埋めなくてはなりません。

すなわち、短めのインプラントを深めに埋入するということになります。

また短めのインプラントを使用するということは本数を間引きしない方が無難であるということも意味します。

顎運動のしやすい方向には過大な咬合力が集中することが多く、そこには歯牙の欠損が生じていることが歯科臨床上多く見受けられます。

歯列矯正も併用した場合には、咬み合わせのバランスを取ることが可能となるために、インプラントを埋入する本数を減らすことは出来るかもしれません。

しかしながら、歯列矯正を併用しない少数歯欠損症例ではインプラントの本数を積極的には間引かない治療方針を採用する方が無難なケースも多いように思います。

2009年2月18日

hori (00:14)

カテゴリ:治療例

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