インプラント ケース : 30

本日のインプラントは上顎右側臼歯部。

ブリッジの手前の土台が虫歯になり、後ろの土台が悪影響を受けているために、ブリッジの手前の歯牙を抜歯するとともに、その部位とダミー部分にインプラントを2本埋入することとなった症例でした。

 
ブリッジを切断すると、手前のブリッジ部分が歯根から完全に離れた状態であったことがわかりました。

これでは1本の歯に3本分の咬合力がかかるわけですから、奥の方の歯牙もダメージを受けるのも無理はありません。
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手前の歯牙に対してはインプラント埋入、奥の歯牙に対しては、歯周病治療を行う治療方針となりました。

まず、歯根だけになった歯牙を抜歯です。

十分に抜歯後のくぼみをきれいにして、インプラントを同時埋入です。

ダミー部分に埋入するインプラントとの方向を考慮に入れて、2本インプラントを埋入しました。

術後の状態を患者さまに電話にて確認したところ、痛みも腫れもないとのこと。

術後は痛みも腫れもないというのはいつものことですが、患者さまのこの一声を聞くと私も一安心して家路につくことができるのです。


2009年2月23日

hori (22:09)

カテゴリ:治療例

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