埋伏智歯の存在する際の臨在歯のリスク

・Oenningらは、近心傾斜埋伏もしくは水平埋伏した下顎智歯に対してCBCTによる解析を行った結果、隣在歯である第二大臼歯に49.43%の頻度で外部吸収性歯根吸収が見られたことも報告している。
同時に、Nunnらは416人の男性の埋伏智歯と第二大臼歯の病的関連性を25年以上のデータを用いて解析した結果、軟組織によって埋伏している智歯が存在している場合に第二大臼歯に関する病変リスク(う蝕や歯周炎)は4.88倍増加したことや、隣接する智歯が骨内に埋伏している場合は2.16倍リスクが増加していたことを示した。
(参考文献)
Oenning ACC,et al. Mesial inclination of impacted third molars and its propensity to stimululate external root resorption in second molars -- a cone-beam computed tomographic evaluation. J Oral Maxillofac Surg. 2015;73(3): 379-386.
*****
水平埋伏下顎智歯の隣在歯である第二大臼歯に49.43%の頻度で外部吸収性歯根吸収が認められたことが明らかになりました。
また、軟組織によって埋伏している智歯が存在している場合に第二大臼歯に関する病変リスク(う蝕や歯周炎)は4.88倍増加することも明らかになりました。

« 30代以上の高血糖で歯の喪失リスク上昇 | ホーム | 解剖学的根尖孔と解剖学的根尖は1.38ミリも乖離していることがある。 »

このページの先頭へ