フラップの厚みと減張切開。

フラップが1ミリ以下の薄さの場合、フラップには15g以上のテンションがかかるとすべてのケースで創部の裂開が生じる。
またたとえ1ミリ以上の厚みがあっても15g以上のテンションでは、35%のケースで創部の裂開が起きている。
(参考文献)
Vargas G, Reger TB. An alternative to sutures. Plast Surg Nurs 2001 ; 21(2) : 83-85.
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抜歯即時インプラントを行うようになってから、減張切開をするケースがほぼなくなりました。
このデータを見る限り、フラップにテンションがかかるGBRは失敗するリスクが大きいものと推察されました。

2020年10月20日

hori (08:22)

カテゴリ:抜歯即時インプラント

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