連結冠で支台歯の負担を減弱化できる。

・Shohetは遊離端義歯での支台歯2本を連結することで、遠心支台歯への負担を10-35%減弱できると報告している。
(参考文献)
Shohet H: Relative magnitude of stress on abutment teeth with different retainers. J Prosthet Dent, 21: 267-282,1969.
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歯科治療を行っていると連結冠を選択する方が、単冠処理する場合と比較して、力学的な問題が少なくできると考えています。
近年保険収載されたCAD/CAM冠は、基本的に連結できないのと歯質の削除量が多いという理由で、あまり良質な医療とは考えていません。
時代は"白い歯を安価な価格で"という方向に向かっていますが、その評価が将来どうなるのか見守りたいと考えています。

2020年3月25日

hori (08:09)

カテゴリ:インプラントと過剰な力

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