インプラントで上顎前突解消!

上顎前突症の改善を目的に、インプラント治療を行ないました。

日本人は歯並びが悪い方が少なくありません。

またその中でも上顎前突症の方が多いように感じています。

上顎前突症とは下顎の前歯よりも上顎前歯が大きく突出した状態のことをいい、年齢も若く、被せの数も少ない方の場合には、第一選択は歯列矯正ということになります。

ところがその一方で、歯列不正が気になりながらも、成人を迎えた方も少なくありません。

そのような方の場合、突出した前歯を抜歯して、インプラント治療で口元の突出感を減らすのも有効な改善方法です。

 

抜歯即時インプラントの場合、インプラントを口蓋側に垂直埋入するのが基本ですので、上顎前突の患者さまの審美改善にはまさにうってつけの方法かと考えております。

しかも今回のケースでは、抜歯と同時にインプラントを埋入し、仮歯もその日に入れるオペを遂行しているので、堀歯科医院に来られたときと比較して、お帰りになる時には口元の印象に変化が認められるのです。

歯列矯正は歯を削合する量が少ないというのがメリットの治療オプションですが、通常2年程度の治療期間を要します。

こうして考えると、一日で口元の印象が変わるという点では、上顎前突症においては、歯列矯正よりもインプラント治療に分があると感じるようになりました。

(抜歯矯正とインプラントによる審美治療を比較すると、どちらにしても抜歯を行いますので、治療期間の面で、抜歯矯正よりはインプラントによる審美治療の方に分があります。)

これからも若いころに歯列不正を気にしながらも、歯列矯正治療を受けることなく現在に至る方々に、インプラントでの審美治療を提供していきたいと考えております。

2010年9月 9日

hori (14:30)

カテゴリ:治療コンセプト

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