インプラント ケース:9

本日のインプラントは、下顎左側6・7番相当部。

パントモで診査したところ、一見顎骨は十分あるように見えるのですが、CTによるシュミュレーションをしたところ、舌側が大きくえぐれており、実は比較的難易度が高いことが判明しました。

このような症例では、舌側に穿孔することなく、頬側にも十分な骨量を維持する必要があるので、やはりCTによるシュミュレーションは有効であると考えています。

インプラントを埋入する方向を当初は比較的垂直的に考えていましたが、CTシュミュレーション後に若干内方へ傾けるような方向へ修正しました。
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土曜日のインプラント埋入オペということもあり、十分に麻酔が覚めた時間にこちらから患者さまに問題がないかご連絡差し上げましたが、特に問題はないとのことで、ひとまずこちらも一安心です。

通常、堀歯科医院ではインプラント埋入した次の日には傷の状態を確認していますが、これは患者さまの不安を少しでも払拭する目的があります。

私にとっては当然考えられる想定内の反応であっても、患者さまにとっては、すべてがはじめての経験・体験であることも多いために、少しのことが不安に繋がる可能性があるからです。

とはいっても、次の日の消毒で何か問題があった症例はこれまで皆無ではあるので、お忙しい方は最短の来院可能日に来ていただくしかないのですが。

ともかく今週のインプラント埋入は無事終了し、安堵の気持ちで週末を迎える私でした。

2008年4月13日

hori (00:05)

カテゴリ:治療例

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