ファイバーコアを使用することで、歯根破折頻度が半分程度に減少。

・ファイバーコアを使用した286本のうち17歯に歯根破折が起こり、歯根破折の頻度は約5.9%であった。
歯根破折の頻度に関しては、天川らは12.5%、山下らは10.2%と報告しているので、ファイバーコアを用いた築造体は歯根破折の防止に役立っていると思われる。
(歯界展望 2014年 5月号 より)
*****
メンテナンスを定期的に行うことで、虫歯や歯周病で抜歯になるリスクは低下しますが、歯根破折による抜歯は避けることができないそうです。
将来、歯根破折によってインプラントが必要となる場合のことを考えたら、築造体にはファイバーコアを使用した方が無難なようです。
ただし、このファイバーコアは、保険適応外の材料で、自由診療になります。
また、ファイバーコアを使用した場合の被せ物は、たとえそれが保険の銀歯と同じであろうとも自由診療になります。

2014年7月 1日

hori (08:42)

カテゴリ:インプラントについて

« 10歳若返る方法 | ホーム | 咬み合わせ治療としてのインプラント治療 »

このページの先頭へ