破傷風による開口障害

・破傷風による開口障害
顎関節症では、開口障害や咀嚼筋、頸部筋肉の圧痛を認めることがある。
しかし、開口障害は開口域20?前後の場合が多く、本症例のように3?しか開かない場合はすくない。
また、表情筋の緊張や発語困難をきたすことはない。
筋突起過形成症は筋突起が過長となり、開口時に頬骨と干渉して開口障害や頬部の違和感、疼痛を生じる。
しかし、開口障害が突然生じることはない。
(デンタルダイヤモンド 2018年11月 )
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開口障害のある方にインプラント治療する場合は、先に開口障害を改善する必要があると考えています。
歯科に来院される方の多くは、顎関節症関連が多いですが、破傷風で開口障害が惹起されることがあるそうです。
現在の、国内の破傷風患者数は年間100人前後とされているので、比較的目にする機会は少ないのですが、知識として知っておきたいものです。

2018年11月25日

hori (08:03)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

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