インプラント ケース:18

本日のインプラントは、上顎左側2番から右側7番まで広範囲に欠損が認められるケースです。

この方は堀歯科医院に数十年に亘り通院されている方で、私に担当が引き継がれてから5年ほどでしょうか。

下顎臼歯部にはセラミックスのブリッジがありますが、過大な咬合力にて一部破折しています。

そのような経緯を考慮すると、可能な限り多くのインプラントを埋入し、咬合力に負けない上部構造を作製する必要があると考えました。
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通常、欠損している歯牙の本数よりは少ない本数の埋入となることが多いですが、この方の場合、同意を頂いたこともあり、欠損歯数と同数のインプラント埋入です。

臼歯部はサイナスまでの距離が短いということもあり、ソケットリフトを併用しました。

一方、前歯部は骨幅が若干不足しているということで、抜歯即時インプラント、スプリットクレスト、リッジエクスパンジョンなどのテクニックを併用したインプラント埋入となりました。

今回は切開・剥離した領域が広いので、外科的侵襲が大きくないか、今後継続して経過を診ていく必要があると考えています。

2008年5月30日

hori (17:44)

カテゴリ:治療例

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