オステオトームテクニックの成功率は既存骨の高さがカギ!

Del Fabbroらの報告によると、オステオトームテクニックに移植材を併用した場合、移植材の有無やインプラントの長さはインプラントの生存率に影響を及ぼさないが、既存骨の高さが有意に成功率に影響した(5?以下:92.7%、5?以上:96.9%)と述べている。

(参考文献)
Del Fabbro M, Corbela S, Weinstein T, Ceresoli V, Taschieri S. Implant survival rates after osteotome-mediated maxillary sinus augmentation : a systematic review. Clin Implant Dent Relat Res. 2012;14:159-168.


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移植材の有無あるいは種類は何が良いのかなどについては、これまで散々議論に議論が繰り返されてきましたが、結局、材料はそれほど生存率に影響を及ぼさず、既存骨の高さが有意に成功率に影響したとの研究報告です。

私たち歯科医師もメーカー側に踊らされていたということですかね。

2013年8月 1日

hori (15:18)

カテゴリ:インプラントについて

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