歯磨きが完璧でも歯がなくなる理由

親知らずが虫歯になっていないのに、その前の歯に大きなトラブルが出ている方が少なくありません。

普通に考えても、前歯よりも奥歯の方が歯磨きが難しいので、虫歯になりやすいような気がしませんか?

しかし実際には、必ずしも奥歯の方が虫歯が多いとは限りません。

堀歯科医院に来院される患者さまのお口の状態、咬み合わせを診査していると、その方の咬み合わせの中でもっとも咬める歯におけるトラブルが大きいことがわかります。

(前後の歯は無傷であるというのに、その歯だけが、神経を除去された状態で銀歯がかぶさっていたり、何度も差し歯が外れてきた経緯があって、その根の先には病気があったり、歯根が破折していたりする状況に、毎日のように遭遇します。)

虫歯の発生メカニズムが単純にそこに虫歯の原因菌が付着し、虫歯が進行する場合だけでなく、過剰な咬合力で歯に亀裂が入り、その溝に沿って虫歯が進行するケースが、ここ最近急激に増加してきているような気がしてなりません。

もし、そのような虫歯発生メカニズムの頻度が高いならば、まずは歯並びを整えて、特定の歯に咬合力が集中しないようにすること、さらに、可能ならば、過剰な咬合力がかからないようにすることが重要です。

そしてさらに加えるならば、歯列矯正治療を受ける際に、単に歯並びだけでなく咬合平面の傾きも考慮した歯列矯正を受けることです。

それにより、いわゆるミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンを獲得することです。

一見、歯並びが良くても、このミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンの概念から離れた咬み合わせをしている方は、歯磨きが完璧でも歯がどんどんなくなります。

※ミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンとは、前歯と臼歯とで、お互いに相手を守りながら存続する咬み合わせを意味し、垂直的な咬合力は可能な限り、臼歯部で受け止め、水平的な咬合力は可能な限り、前歯部で受け止める咬み合わせを指すます。

2011年10月28日

hori (00:00)

カテゴリ:インプラントについて

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