塩化カルシウム水熱処理で、骨芽細胞接着数が向上。

・新規多孔性チタン骨再建材料の開発

塩化カルシウム水熱処理は、チタン表面への骨芽細胞関連タンパク質の吸着を増加させることによって骨芽細胞接着数を向上させ、また上皮細胞接着関連タンパク質の吸着を増加させることで上皮細胞接着を強める処理方法であることが示されました。
一方、塩化カルシウム水熱処理はチタン表面への歯面初期付着細菌の付着を減少させることが示されました。
( 日本インプラント学会会誌 Implant News No.27 )
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塩化カルシウム水熱処理で、骨芽細胞接着数が向上するということは、インプラントの骨結合が速めることができるということになります。
臨床応用はまだかと思いますので、今後に期待したいところです。

2018年10月 5日

hori (08:30)

カテゴリ:インプラントと心疾患

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