BP製剤関連顎骨壊死では、露出した骨は感染を起こすことは稀。

・ビスフォスフォネート関連顎骨壊死では、露出した骨は感染を起こすでしょうか?

感染の可能性はあるが、意外にも稀である。
骨が露出するとすぐに口腔細菌によってコロニーが形成されるが、これは感染が成立していたのではなく、菌が付着した状態である。
骨内に細菌が侵入していないうえに、血液供給のない組織では宿主反応が起こることもなく、したがって炎症や免疫反応も生じない。
( 66症例に学ぶ歯科臨床の問題解決)
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歯科医師としては、抜歯後に患者さんの歯槽骨が口腔内に露出しているととても気になりますが、炎症が生じることは稀なようです。
勉強になりました。

2018年11月 5日

hori (08:25)

カテゴリ:インプラントと骨粗鬆症

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