65歳以上の自立高齢者でも、16.4%が口腔機能低下症。
地域歯科診療所受診者(平均年齢51±16歳)の49.2%が口腔機能低下症と診断され、高齢期以前から口腔機能が複合的に低下していることも報告されている。
また、福岡県歯科診療所通院中の65歳以上の自立高齢者でも、16.4%が口腔機能低下症に該当し、残存歯数が19歯以下では該当者の割合が有意に高くなり、口腔機能低下症の該当の有無に関して残存歯数が有意に関連していたと報告されている。
この報告では、認知症や低栄養が認められない自立高齢者では、口腔機能低下症は加齢よりも残存歯数が関連要因となる可能性が示唆されている。
(参考文献)
伊輿田清美, 他.:地域歯科診療所における自立高齢者の口腔機能低下症に関する実態調査. 老年歯学, 34(3):406-414.2019.
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口腔機能低下症の該当の有無に関して残存歯数が有意に関連していることが明らかになりました。