歯周病菌で食道がんリスク上昇。

・これまであまり検討されていなかった食道がん患者の口腔内所見と口腔内細菌叢の特徴を明らかにするため、食道がん患者と非がん患者を比較。
食道がん患者からはアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌やストレプトコッカス・アンギノーサス菌が有意に多く検出された。
ロジスティック回帰分析によると、食道がんのリスクは、「歯垢中のストレプトコッカス・アンギノーサス菌の検出」で32.8倍、「唾液中のアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の検出」で5.77倍、「飲酒習慣」で17.1倍(参考)との結果が出た。
(アポロニア21 2021年2月号 )
*****
飲酒と食道がんは関連があると古くから言われていますが、飲酒よりも食道がんリスクの高い歯周病菌、ストレプトコッカス・アンギノーサス菌が存在することが明らかになりました。

2021年2月25日

hori (08:55)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

« 歯列不正とシャベル切歯 | ホーム | オッセオインテグレーション獲得後であっても糖尿病はインプラント治療のリスクなのか? »

このページの先頭へ