スカルドビア菌のう蝕誘発メカニズムを解明

・スカルドビア菌のう蝕誘発メカニズムを解明
早期小児う蝕患者から多く検出されるスカルドビア菌のう蝕誘発メカニズムが解明された。
東北大学口腔生化学分野の高橋信博教授らによるもので、高い耐酸性能やフッ化物耐性をもち、特異的な糖代謝機構「ビフィドシャント」がう蝕誘発に関与していることが分かった。
ストレプトコッカス・ミュータンス菌が糖から産生するのが主に乳酸なのに対して、スカルドビア菌は酢酸を産生する。
乳酸と酢酸はともに有機酸だが、pHの低い酸性環境下では、酢酸の方が歯の内部に浸透しやすいことが報告されている。
(アポロニア21 2020年6月号 )
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これからはミュータンス菌だけでなく、スカルドビア菌にも着目していかなくてはなりませんね。

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