2022年10月アーカイブ

オッセオインテグレーションの喪失原因

オッセオインテグレーションの喪失原因としては、炎症によるものと力によるものがある。
後者においては、過度の生体力学的荷重が付加されると応力集中が歯頚部の骨-インプラント境界面に生じ、インプラント頸部のオッセオインテグレーションの消失が引き起こされることになる。
過重負担を発症する原因としては、一般に以下のことが挙げられる。
1.骨質不良な部位に埋入したインプラント
2.インプラントの位置または数が、インプラントへの荷重をインプラント表面に理想的に伝達するように埋入されていない。
3.咬合力が強い患者で異常咬合習癖がある。
4.上部構造が正確にインプラント体に適合していない。
5.上部構造のフレームに撓みがある。
6.咬合のバランス(咬合接触が均一でない)。
(クインテッセンス・デンタル・インプラントロジー 2022vol.29 )
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インプラントの喪失原因も様々あるかと思います。
個人的には、最少のインプラント数で、患者さんの最大のQOLを獲得するために、どのような治療計画を立案するべきかが重要であると考えています。

2022年10月15日

hori (08:14)

カテゴリ:上顎前歯部のインプラントの

マスク生活の弊害 「口臭」「口の渇き」2割

20歳から60歳の男女1000人を対象にした「夏のマスク着用意向調査」では、「口臭が気になるようになった」24.4%、「口の渇きが気になるようになった」22.9%、「口呼吸になりやすくなった」15.8%、「気が付いたら歯を食いしばることがある」11.0%「虫歯や歯周病が増えた」5.3%、「一日の歯磨きが減った」2.9%であった。
(アポロニア21 2022年9月号 )
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口臭が気になるようになった」24.4%が最も多い結果となりました。
マスクに付着した唾液は時間が経過すると、嫌な臭いを発する場合があるので、マスクを外した際に、口臭が気になる場合はあると考えられます。

2022年10月10日

hori (08:29)

カテゴリ:インプラントと口臭

「歯科医院へ行きたくない理由と本音」

・歯科医院へ行くのをためらう女性 「予約が面倒」2割
「歯科医院へ行きたくない理由と本音」という調査では、「予約を取ることが面倒なため」23.4%、「金銭的な余裕がないため」20.9%、「行く時間がないため」17.4%、「歯科医院選びに悩んでいるため」12.9%、「口内を見せることに抵抗があるため」11.0%、「ほかの患者と顔を合わせたくないため」3.3%であった。
(アポロニア21 2022年9月号 )
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「歯科医院へ行きたくない理由と本音」という調査では、「予約を取ることが面倒なため」23.4%が最も多い結果となりました。

2022年10月 5日

hori (08:20)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防。

チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防できる技術が開発された。
東北大学歯学研究科による研究で、インプラント表面に作った無数のナノ突起が、免疫細胞のマクロファージを接触刺激して、細菌感染に対する生体防御機能(食作用)を活性化させるというもの。
研究グループは、歯根表面に存在する歯周組織の一部であるセメント質の物理的性質を模倣したチタン表面を開発した。
同インプラント表面にある無数のナノ突起が、食作用に関わる受容体への結合を介さずに、直接接触刺激を加えてマクロファージの食作用を活性化させることが判明。
さらに食作用に関わる受容体の発現を増加させ、菌体成分に対するマクロファージの反応性も増強することが示唆された。
(アポロニア21 2022年9月号 )
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チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防できる技術が開発されました。

2022年10月 1日

hori (08:14)

カテゴリ:インプラント周囲炎

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