2013年5月アーカイブ

インプラント周囲炎発症頻度の高い部位とは?!

埋入部位における感染したインプラントの割合

上顎前歯部 n=276のうち 39%

上顎臼歯部 n=265のうち 30%

下顎前歯部 n=268のうち 52%

下顎臼歯部 n=271のうち 35%

インプラント周囲炎は、すべての部位で起きうることが示唆されたため、部位に関わらずインプラントの上部構造には清掃しやすい形態を与えて、歯ブラシや歯間ブラシなどが容易にアクセスできる環境を作ることが必須であろう。

しかし一方で、審美性が要求される部位では、上部構造に審美性と清掃性を両立させることが難しい場合がある。

その際には、どちらを優先して治療するべきか、患者とよく話し合い治療方針を決めることが重要となろう。

(参考文献)
Extent of peri-implants-associated bone loss. Fransson C et al. J Clin Periodontol. 2009.: 36(4): 357-363.

2013年5月27日

hori (21:58)

カテゴリ:インプラントについて

インプラント周囲炎とは、生体に非自己であることがばれてしまう現象である。

インプラント周囲炎が長く続くと、その部分から炎症性のサイトカイン(細胞から分泌されるたんぱく質で、特定の細胞に情報を伝達)が多量に発現します。

すると、生体側は「こんなに多くのサイトカインが出ているということは、やはり非自己なのだ。」と認識し、非自己であることがばれてしまうわけです。

非自己だと認識されれば、後はとげやガラスと同じように、インプラント周囲が肉芽組織によって囲まれ、最終的には体外に排除されてしまいます。

つまり、インプラント周囲の炎症は、インプラント体が非自己であることを明示してしまう一つの要素になるのです。

また、力のかかりすぎ(過重負担)によっても、局所に多量のサイトカインが放出されます。

過重負担もまた、インプラント体が非自己であることを示す一因となります。

(本当に知りたい!インプラントの話 より)

2013年5月15日

hori (20:20)

カテゴリ:インプラントについて

インプラント周囲炎とプラークコントロールの関係

インプラント周囲炎とプラークコントロールの関係

要説:この研究の目的は、インプラント周囲炎の治療を目的に紹介されてきた23名の患者において、口腔内の状況とインプラント周囲炎の相関を観察することである。

結果:適切な清掃ができない形態の上部構造を有するインプラントでは、その65%にインプラント周囲炎を認めた。

一方で、適切な清掃が行える形態の上部構造を有する場合は、82%のインプラントが健康な周囲組織を有していた。

臨床への示唆:審美性を考慮する必要がない部位では、極力、清掃性を第一とした上部構造を作る必要がある。

(参考文献)
Peri-implantitis in partially edentulous patients. association with inadequate plaque contorol. Serino G, Strom C.Clin Oral Implants Res. 2009.; 20(2): 169-174.

2013年5月 1日

hori (09:53)

カテゴリ:インプラントについて

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