下歯槽神経障害を来す疾患

・下歯槽神経障害を来す疾患
1. 腫瘍
神経鞘腫、脳腫瘍、造血器腫瘍、頭頸部癌、髄膜腫
2. 脳血管障害
脳動脈瘤、脳梗塞、脳出血
3. 免疫系疾患
サルコイドーシス、SLE、血管炎、多発性硬化症、ベーチェット病
4. 感染症
脳炎、髄膜炎、真菌症、結核、HIV、顎骨骨隨炎、歯性感染
5. 代謝性疾患
糖尿病、アミロイドーシスなど
6. 医原性
抜歯などの歯科治療、浸潤麻酔によるオトガイ孔の刺激
7. 外傷
顎骨骨折など
(デンタルダイヤモンド 2017年2月号 )
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インプラント治療を行う歯科医師は、この下歯槽神経障害をものすごく気にしながら、施術を行っています。
しかしながら、同じく下歯槽神経障害でも、原因となる疾患は、これほどまでに多岐にわたることを知り驚かされました。
歯科だけの狭い世界で勉強をするのではなく、常に全身の中における歯科について勉強をしていかなくてはならないと感じました。

2017年4月26日

hori (22:09)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

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