インプラント治療のトラブルは補綴学的合併症が大多数。

Pjeturssonらは、上部構造装着後5年以上経過したインプラント治療で合併症が認められない割合は66.4%のみであり、8.5%が生物学的合併症でそれ以外が補綴的合併症であると報告している。
インプラント治療が補綴治療である以上、咬合管理の重要性を改めて認識しなくてはならない。
(参考文献)
Pjetursson B. E., Tan K., Lang N. P., Bragger U., Egger M M., Zwahlen M. : A systematic review of the survival and complication rates of fixed partial dentures after an observation period of at least 5 years. Clin Oral Implants Res 15(6); 625-642,2004.
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インプラントのトラブルでいかに大きい部分が補綴学的合併症であるかを再認識する結果となりました。

2024年3月 5日

hori (08:07)

カテゴリ:インプラントと過剰な力

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