2007年8月アーカイブ

インプラント ケース:1


インプラント埋入オペがありました。

今回は下顎左側臼歯部および前歯部に6本のインプラント埋入です。

臼歯部は抜歯後に長期間経過しているために、歯槽骨が概ねフラットでしたが、前歯部は抜歯後間もないというのと、そのまま放置してもいずれ抜けるのでは?と思えるほど歯牙の動揺が大きかったため、舌側には歯槽骨があるものの、頬側の歯槽骨が大きく喪失している症例でした。

そのため、臼歯部にはワンピースタイプのインプラントを、前歯部にはツーピースタイプのインプラントを埋入することとしました。
flower_001s.jpg
臼歯部は歯槽骨にインプラントが完全に隠れる状態になりますが、前歯部は埋入位置や埋入深度を考えなくてはなりません。

前歯部は低い位置でインプラントを埋入しなくてはならないこと、メンブレンと骨補填剤も併用が必要である事が術前にも予想されました。

そこで、可能な限り径の太いインプラントを選択し、歯槽骨とインプラントの間の間隙を少なくすることを心がける共に、スレッドが露出した部位にはドリリング時に採取した自家骨を使用し歯肉弁を閉じました。

これもやはりインプラント治療術前に行っているCT撮影が功を奏していると考えています。

歯科医院でルーチンに撮影しているパノラマレントゲンでは、歯槽骨レベルが頬舌的にどうなのかは把握する事が困難です。

これからはインプラント治療にはCTが必須のものとなると考えています。

2007年8月30日

hori (21:12)

カテゴリ:治療例

インプラントでも歯列矯正でも!

歯列矯正のセミナー参加で東京出張です。


今回は、東京でご開業の歯列矯正専門医K先生のセミナー。


今回のK先生のセミナーでは、紹介するすべての症例に対して、 堀歯科医院の歯列矯正でも出番の多いデーモンシステムを使用した症例だというのだから、28日(木) の堀歯科医院の午後を休診にしてでも是非聞きたいと思いました。


平日のセミナーで、私とはるみ先生が同時に同じセミナーを受講するのは初めてかもしれません。


院長と博子先生は28日(木)は午前のみ診療をすることになっていますので、何かお困りの方は午前中に来院していただければと思います。


6月は参加するセミナーが多く、東京が4回・大阪1回です。


今回が6月最後のセミナーとなります。


歯列矯正に限った話ではありませんが、知識や技術の習得に勤しんでいると、何かうまくいかない場面に直面したときでも、 『こうしたらうまくいくのではなかろうか?』というイマジネーションが働くような気がします。


やはり歯列矯正なら、歯列矯正セミナー→実際の歯列矯正治療→歯列矯正セミナー→・・・。


インプラントなら、インプラントセミナー→実際のインプラント治療→インプラントセミナー→・・・。


歯列矯正でもインプラントでも、自分自身のレベルを上げていくには、やはりこれしかないように思います。


私たちは、参加したいセミナーに自由に行かせてもらっていますが、それを許してくれる現在の環境に感謝したいと思います。

2007年8月13日

hori (14:45)

カテゴリ:コラム

GBR法・GTR法・エムドゲイン法などインプラント治療にも役立つテクニックを習得するために!

GBR法・GTR法・エムドゲイン法などインプラント治療にも役立つテクニックを学ぶために、青森県八戸でのセミナーに参加して来てきました。


東京や大阪へは頻繁に出かけている私ですが、青森県に出かけたのは初めてです。


講師のN先生は、出身大学が同じということもあり、参加している歯科医師のほとんどは岩手医科大学出身の先生方で、セミナー後の懇親会も同総会のような和やかな雰囲気で、楽しいときを過ごすことができました。


日々のインプラント治療や再生治療で疑問に思うことや悩んでいることなどについて、相談しやすいのはやはり同窓の歯科医師なのかもしれません。


今回、青森県に出かけてよかったことは、久しく会っていない友人たちに会えたことです。


これから各地域で歯科医院を開業する予定のようですが、私も陰ながら応援したいと思いました。

2007年8月 5日

hori (14:55)

カテゴリ:コラム

インプラントはCT撮影をしてから

堀歯科医院では、インプラント埋入手術をする患者さまには、提携機関で術前CT撮影をしていただいております。

通常歯科医院で撮影するレントゲンは、立体的なお口のなかを2次元の平面に映しこむものです。

インプラントを入れる骨はある程度の厚みと幅が必要ですが、頬側・舌側の骨が重なって映り、骨の正確な状態がわかりにくいのです。

歯科用CTは、厚みがある被写体をスライスするように撮影し、パソコンソフト上で3D立体像を構築できます。

いろいろな向きから骨の状態を確認でき、また、予定の長さ・太さのインプラントを埋入して骨を突き抜けないか、神経を傷つけないか確認することもでき、治療計画が綿密に立てられます。

このように、CTはこれからのインプラントにはなくてはならないものになりつつあります

2007年8月 1日

hori (12:25)

カテゴリ:インプラントについて

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