コラムの最近のブログ記事

"バカボンのパパ現象"とは?!

あなたの口元にも、"バカボンのパパ現象"が現れていませんか?

私が堀歯科医院の診療室で、例えで使用している言葉があります。

それは、"バカボンのパパ現象"です。

最近の若物では、バカボン自体知らないという方も少なくないと思いますが、この"バカボンのパパ現象"が現れている方は、どちらかというと年配の方、60歳以上の方に認められる現象です。

ところで、この"バカボンのパパ現象"とは、どのような状態を言うのでしょうか。

「天才バカボン」とぐぐって、バカボンのパパの口元を良く見てください。

前歯が口から飛び出るかのように前方に傾くだけでなく、隣の歯牙がなくなっていますよね。

これは奥歯で咬むべきところがなくなってしまい、咬みあわせの中心が前方に移動してしまったことを意味します。

すなわち、垂直的に咬合力を受け止める奥歯がないために、咬合力が前歯にかかり、その結果、歯が抜けてしまったり、前方に傾いてしまっているということです。

ブログやコラムの中では、常々言っていることですが、『奥歯のない方の前歯は長くもつことはない。前歯のない方の奥歯は長くもつことはない。』という原則はやはり存在しているということになります。

この原則を無視し続けた結果、生じるのがこの"バカボンのパパ現象"ということになります。

そして、第一歩が大臼歯の治療の放棄にあるのです。

大臼歯に1本のインプラント治療をうけることにより、将来の"バカボンのパパ現象"を防止することにもなるのです。

ついでですが、バカボンの歌で「これでいいのだ?♪。これでいいのだ♪?。」というフレーズがありましたが、少なくともお口の状態は、これで良いはずがないということになります。

2012年1月26日

hori (08:20) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

入れ歯を拒否し続けた65歳女性の話 その2

前回のコラムで、毎日の食事をつくるお母さんが歯の治療を疎かにすることによる意外な影響についてお話しました。

軟食を続けていると、族全員が高血圧、糖尿病、肥満をはじめとした生活習慣病になるというのがその要旨です。

(現に、この方のご主人は、すでに高血圧、糖尿病を患っており、ご家族全員が肥満という状態でした。)

この中の糖尿病は実は歯周病と密接な関係があります。

糖尿病が悪くなると、歯科で一生懸命に歯周病の治療を行っても、その効果はなかなかでません。

現実的には歯を失ったところにはインプラント治療を受けてしっかり咬めるようになるのが一番です。

ですが、まずは入れ歯を口に入れておくことから始めてみてはいかがでしょうか。

そして、それができるようになったならば、次は入れ歯を使いこなすようになることが目標となるわけです。

(義足を使いこなすためには、まずはそれをつけておくこと自体に慣れた後に、歩く練習をするのと似ています。

ちなみに、義足と義歯を比較した場合に、母集団の数に違いがあるからかもしれませんが、義歯の場合は、ある一定数の患者様が、入れ歯を製作した瞬間に使いこなせるものだと勘違いしています。)

このようなタイプの方に特徴的なのは、歯の欠損の数が少ない時期に、すでに入れ歯を使用することを拒否し、それから数十年の年月が経過している点にあります。

70歳近い年齢になって、突然大きな入れ歯を入れることに拒否反応を示す方は意外と少なくありません。

昔にタイムスリップすることができるのならば、まずは『小さい入れ歯を億劫がらずにお口に入れておくべきだった・・・。』ということになります。

2011年12月10日

hori (10:46) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

入れ歯を拒否し続けた65歳女性の話

先日、こんな方が来院されました。

朝起きると歯周病で歯が1本、また1本と自然に抜けている状態にも関わらず、10年近く歯医者から遠ざかっていたものの、今回の歯の痛みは限界を超えるレベルだったということで、仕方なく来院したとのことでした。

その方のご主人は比較的熱心に堀歯科医院に通院されてはメンテナンスを受けられていたのですが、熱心に歯磨きをしている割には、クラウン・ブリッジの下からカリエスが進行する傾向がありました。

そんなある日、その方のご夫人が、歯に痛みがあるとのことで、連絡をいただいたのが、先にお話した65歳の女性だったわけです。

その女性のお口を拝見すると、義歯のクラスプで抑えている歯で、より咬みやすい歯から順番に抜け落ちて現在に至ることが分かりました。

また現在痛んでいる歯はピンセットで引っ張っても抜けるのではないかというくらい"ぷらぷら"の状態でした。

歯肉は真っ赤にただれ、歯肉溝からは、排膿が続いていました。

これでは、食事がままならないだけでなく、排膿によるお口の不快感が24時間、365日続いたはずです。

ただ、それらの問題はそのご婦人個人の問題に過ぎませんが、本当の問題はそんなことではありません。

もっとも重大な問題は、ご婦人の歯周病による咀嚼障害が、家族の健康に悪影響を与えるということなのです!

詳しく説明すると、毎日食事の準備をする方の歯の状態が悪いと、自然と自分が無理なく食べることができるものを用意するようになります。

それはすなわち、毎日の食事は、『咬まなくても味がしっかりあって旨みを感じるものであり、舌と上顎で潰して食べることができるもの』に自然と推移しているはずです。

そうなると、塩分・糖分・脂肪をふんだんに使用した軟食になりますから、満腹中枢が働く前に、食べ過ぎてしまうことになるので、お子さんからご主人、おじいちゃん・おばあちゃんまで、家族全員が肥満、高血圧、糖尿病といった病気を抱えた状態となります。

また、ご主人が歯磨きを頑張っている割には、クラウン・ブリッジの下の歯根部分が虫歯になりやすいのもこの軟食傾向が原因の一つと考えられます。

柔らかい食品は歯に残りやすいので、虫歯になりやすいのです。

そういう意味では、毎日の食事を作るお母さんのお口の状態が悪いだけで、家族の将来は暗いものとなると考えれば、これほど恐ろしいものはないと言えるかと思います。

家族をメタボリックシンドロームから守るためにも、お母さんは一刻も早く咀嚼障害を克服しなくてはなりませんし、歯医者嫌いも当然のことながら克服しなくてはならないです。

2011年11月28日

hori (13:08) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

天気が悪いと、入れ歯の調子が悪い?!

天気が悪いと歯科医院では、入れ歯で来院される方が多いように感じます。

(ただ、大雨や台風などの本当に天気が悪いときには、我慢されている方も多いのも現状です。)

天気が悪いとき、台風や大きな低気圧が近づいていることが少なくありません。

このような時、気圧低下に伴う交感神経の働きとして、唾液分泌が減少します。

入れ歯は唾液の表面張力で安定するので、唾液、とくにさらさらした唾液が減少すると、入れ歯の安定が悪くなります。

(人間の体はリラックスした状態であれば、副交感神経が優位となり、緊張した状態が続くと交感神経が優位になります。

また、交感神経が優位の緊張した状態は、自然と噛み締めを誘発するので、入れ歯を使用されている方であれば、『入れ歯を入れていると痛い!』という状態になりやすいということになります。

(また、ついでですが、口が渇いてネバネバの状態になるのは、体が緊張している証拠となります。

この状態が交感神経が優位という状態です。)


入れ歯の痛みの2大原因を挙げれば、ひとつは入れ歯が動くこと、もうひとつは歯茎や粘膜が薄いことが挙げられますが、元々入れ歯で苦労している方は、気圧低下により、より一層の苦労を強いられるということになります。

入れ歯の動きを最小にすることは私たち歯医者はできますが、(その方の咬合力に比較して、)薄い粘膜を厚くすることはできません。

ということは、歯医者があなたの入れ歯の不調和を完全に取り除くことは、必ずしもできない場合があるということになります。

ご自分の歯茎あるいは粘膜が薄いという指摘を受けたことがある方は、最初から入れ歯ではなく、インプラント治療を選択された方が無難です。

インプラントであれば、あなたの咬合力のすべてを歯槽骨で受け止める訳ですから、粘膜の厚さに全く影響を受けないということになります。

また、あなたの噛み方によっては、どんな名人が入れ歯をお作りしても、入れ歯は動くことになります。

入れ歯が動く噛み方を普段からされている方は、入れ歯が動きにくい噛み方を体得されるか、そのような噛み方を続けても、痛みを感じない治療方法を選択されるべきです。

(入れ歯が動きやすい噛み方をされている方に、動きが最小になる噛み方を指導していますが、頭では私がお話した内容がわかっていても、実際の食事の際には、また元の噛み方に戻ってしまう方が少なくなりません。)

ご自分の歯を気にしないで、あなたが人生をエンジョイできるように、堀歯科医院は全力を尽くす決意です。

あなたにとって、歯に関する悩みが一切なく、何でもバリバリ食べることができる毎日が到来することを期待します。


2011年8月 8日

hori (08:34) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

インプラントの難症例を前に

複雑な隔壁のある上顎洞への増骨処置を行うこととなりました。

上顎臼歯部には副鼻腔のうちの一つ、上顎洞があります。

上顎洞は上顎臼歯の歯根が中に入っている場合も少なくないため、抜歯をした時点で、お口と上顎が交通するのは珍しいことではありません。

またその時点でインプラントを埋入するために必要な歯槽骨量が不足することも多く、日本人での上顎臼歯部には上顎洞内への増骨処置は必要となることが多いのが現状です。

今回依頼を受けた患者さまの上顎臼歯部は、歯槽骨量が1ミリと極端に歯槽骨量が不足しているために、先に上顎洞内に増骨処置を行ない、治癒期間をはさんで、インプラント埋入を行なう予定となりました。

パノラマレントゲンでは隔壁の存在はある程度把握できましたが、ステントを装着してCTによるシュミュレーションを行なった結果、複雑に隔壁が入り込んでいることが3次元的に把握することができました。

この難症例に対して、うまく増骨処置ができたならば、インプラント学会で症例提示ができるくらいハイレベルのものであることが分かりました。

(私も様々な学会、あるいはセミナーで、多くのインプラントロジストとの発表を拝聴していますが、今回のケースを超える難易度のものを拝見したことがありません。)

前医からは『この部位にはインプラントはできない。』との説明があったそうですが、個人的には時間は少し多めに必要となるけれど、できないことはないだろうと考えています。

 

2011年5月18日

hori (22:43) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

こんな身近に、人生の師が!

基本的には私が最初に電話に出ることはないのですが、妻が震災後の片づけをしていてすぐには出れない状態だっとので、私が電話に出ることにしました。


電話機に表示されている相手方の番号は「023」。

 

山形からの電話かもしれないと思いました。

電話に出てみたところ、声に覚えのない老女の声。

 

相手は何と私の祖母に世話になったという方からの電話でした。

話を聞いて見ると、『当時山形県酒田市で高校の教員をしていた祖母に、学生時代に一生懸命指導をしてもらい、ずっと感謝して生きてきたこと。その後も時折連絡を取り、"良い関係"を続けてきたこと。


 

2011年4月21日

hori (08:06) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

歯がなくなると認知症になる?!その2

歯がない(咀嚼力が低い)人は、認知症のリスクが上昇するという研究データが、第21回日本疫学学会学術大会で発表されました。

それによると仮に歯を失って咬めない状態になっても、インプラント治療を受けることで、認知症リスクを低下させることができることが明らかになりました。

細かいデータとしては、歯がほとんどなく咬めない状態の人の認知症リスクが100とすると、仮に歯を失ってもインプラント治療を受けて、しっかりと咬める状態になった人の認知症リスクは53という結果が得られました。

入れ歯を使用することを余儀なくされたようなお口の状態でも、インプラント治療を受けることで、単に咬めるようになるだけではなく、近い将来、認知症になるリスクをほぼ半分にすることが可能となることが明らかになったことになります。

**************

日本福祉大学の近藤克則教授、神奈川歯科大学の山本龍生准教授らが、2010年度厚生労働科学研究として行なった分析で、咀嚼能力の低い人は認知症の発症リスクが高くなることが明らかになった。
(第21回日本疫学学会学術大会)

調査は、愛知老年学的評価研究(AGES)プロジェクトのデータを基とし、2003年10月時点に要介護認定を受けていない65歳以上の人を対象としたもの。

4年間追跡調査できた4425人について、要介護認定を伴う認知症度?以上が発症するまでの各日数や歯数、咀嚼能力、かかりつけ歯科医院の有無、年齢、BMI、飲酒、運動、等価所得に、認知症を伴う要介護認定と有意な関係が認められた。

多変量解析においては、年齢とBMI、飲酒、運動、等価所得および治療中の疾患の有無、について調査した後も、現在歯数およびかかりつけ歯科医院の有無は、認知症を伴う要介護認定と有意に関係することが分かった。

リスク度合いの計算では、20歯以上の人と比べて、歯がほとんどなく義歯未使用の人の認知症発症リスクは1.9倍だった。

 

2011年4月 8日

hori (20:10) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

歯がなくなると認知症になる?!

中居正広の怪しい本の集まる図書館というテレビ番組の中で、『歯がなくなると認知症になる!』という話題提供がありました。
 
 理由の一つ目は、咬むということにより、咀嚼、味覚、触覚、温度感覚などさまざまな刺激が脳に刺激を与えるために、歯を失い、咬むことがままならなくなると、記憶力の低下につながるというということでした。
 
そして、二つ目の理由は、歯を失う原因の一つである歯周病との関連性についてでした。
 
歯周病原因菌が有する毒素が血流に乗って脳に到達した際に、脳を破壊し認知症になるというお話でした。
 
現在、東北関東大震災でお口の状態が悪化してしまっている方が多いと聞きます。
 
被災地では、歯ブラシや肌着、おむつなどが不足しているそうです。
 
しかしながら、もっともお口の環境が懸念される気仙沼や石巻などの被災地の避難所にいる方は、このようなテレビ番組を観る環境にありません。
 
今回このようなテレビ番組で、今一度お口に対する関心を呼び起こすことは、特に東北地方在住の日本国民には、非常に有益だったとは思いますが、この番組をご覧になった方々には、是非避難所にいっらしゃる被災者の方にも、折があれば情報提供していただけたらと思います。

2011年3月26日

hori (10:07) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

入れ歯を入れると歯がなくなる理由その2

入れ歯が動かないように、入れ歯にはバネがいくつもあります。

バネの近くには、当然のことながら、歯のない部分が存在します。

歯のない部分の上部には、硬い入れ歯が歯茎の上に乗っており、咬むと歯茎の厚味の分沈み込みます。

すなわち、入れ歯は咬むたびに少しだけ動きながら、その役割を果たすことになります。

一方、その動きが最小になるように、入れ歯にはバネがついております。

すなわち、バネがしっかりと歯に固定されている状態で、咬むたびに、自分でカタカタ動かしている状態ということになります。

私は入れ歯のバネを見る度に、あるものを連想してしまうのですが、何かに似てはいませんか?

 

 

 

ヒントは、どこのご家庭にもあり、飲み物を飲むときに使用する道具です。

 

 

 

 

そうです!

 

 

 

 


栓抜きです!!!

 


入れ歯のバネには、栓抜き効果があるので、入れ歯を入れると、バネを掛けた歯からなくなっていくのです。

そのため、入れ歯を使用し始めると、少しずつ入れ歯は大きくなっていくのです。

少し当たり前のことですが、残っている歯の犠牲の上に成り立つ、この入れ歯という治療方針自体に問題があるのです。

2011年3月 5日

hori (19:12) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

歯磨きが完璧でも歯がなくなる理由

一度歯科治療が完了しても、その良い状態を維持するために行う行為をメンテナンスと言います。

このメンテナンスは、自動車などの機械についてのみの概念ではありません。

歯科医療におけるメンテナンスとは、定期的に患者さまに来院していただき、徹底的な歯垢や歯石の除去を行い、清潔な状態を維持することです。

メンテナンスも当然のことながら、しないよりもした方がいいに決まっているわけですが、それでは、メンテナンスに通い、清潔な状態を維持させれば、トラブルは全くないかと言えば、必ずしもそんなことはありません。

なぜなら、歯は過大な咬合力がかかると寿命が短くなるようにできているからで、これは清潔レベルを向上させるという従来のメンテナンスとは全くの別次元のものだからです。

では、特定の歯に過大な咬合力がかかってしまうメカニズムをご説明いたしましょう。

日本人の多くに共通している点なのですが、日本人は一般に歯並びが悪く、歯が前後的・左右的に重なりがある方がほとんどです。

歯同士に重なりがある場合、たくさん働いている歯と、そうではない歯に大きな差が生じます。

これはすなわち、特定の歯に咬合力が集中することを意味します。

そのような歯では、歯磨きが完璧でも歯牙は破壊されております。

それでは、歯を失わないために、何をしたらよいのでしょう?

堀歯科医院では、メンテナンスに多大な時間と費用とエネルギーを費やすくらいなら、まずは歯列矯正が必要であろうと考えております。

またすでに歯牙を失い、歯のないところがある方には、可能な限り歯列不正を整え、その後、歯のないところにはインプラント治療を行い、既存の形態不良な被せには適切な形態を付与し、咬み合わせを安定させることが何よりも重要であるはずです。

もちろん、歯牙が欠損している歯列では、歯列矯正が容易ではないですから、高度な技術が必要となります。

患者さまの歯を守るためには、一見当然のことのようにも感じられる治療方針ですが、堀歯科医院のように、歯列矯正、インプラント、咬み合わせ治療など多岐にわたる分野を診療科目に持つ歯科医院は、宮城県広しと言えど、数えるほどしかないのです。

 

2011年2月15日

hori (20:21) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:コラム

このページの先頭へ