歯がなくなると認知症になる?!

中居正広の怪しい本の集まる図書館というテレビ番組の中で、『歯がなくなると認知症になる!』という話題提供がありました。
 
 理由の一つ目は、咬むということにより、咀嚼、味覚、触覚、温度感覚などさまざまな刺激が脳に刺激を与えるために、歯を失い、咬むことがままならなくなると、記憶力の低下につながるというということでした。
 
そして、二つ目の理由は、歯を失う原因の一つである歯周病との関連性についてでした。
 
歯周病原因菌が有する毒素が血流に乗って脳に到達した際に、脳を破壊し認知症になるというお話でした。
 
現在、東北関東大震災でお口の状態が悪化してしまっている方が多いと聞きます。
 
被災地では、歯ブラシや肌着、おむつなどが不足しているそうです。
 
しかしながら、もっともお口の環境が懸念される気仙沼や石巻などの被災地の避難所にいる方は、このようなテレビ番組を観る環境にありません。
 
今回このようなテレビ番組で、今一度お口に対する関心を呼び起こすことは、特に東北地方在住の日本国民には、非常に有益だったとは思いますが、この番組をご覧になった方々には、是非避難所にいっらしゃる被災者の方にも、折があれば情報提供していただけたらと思います。

2011年3月26日

hori (10:07)

カテゴリ:コラム

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