インプラントケース : 39

今回のインプラントは、下顎右側臼歯部。


重度の歯周病で歯槽骨にほとんどついていない第一大臼歯を抜歯即時埋入インプラント、長期に亘って欠損となっていた第二大臼歯も同じくインプラント埋入です。


ひと昔前では抜歯をして傷が治癒してからインプラントを埋入するのが一般的で、外科的な処置の回数がどうしても増えてしまうことと、治療期間の長期化が問題となっておりました。

そのような問題点を回避するために、堀歯科医院では研鑽を続けることで、現在ではほとんどの症例に対して抜歯即時でインプラント治療を行うことが可能となっております。


この方の場合は、右側の咬合支持をインプラントで回復させた後、上顎小臼歯部、上顎前歯部と順に埋入していく予定です。


また下顎前歯部は部分矯正およびセラミックス治療も視野に入れています。

(歯列不正があり咬耗の程度も激しい症例では、歯列矯正治療の後に歯牙の形態を回復させるセラミックス治療が必要となることもあります。

歯列矯正というツールを併用することで歯牙を削る量を減らすことが出来るのです。)

この方は歯列不正の程度が重く、初診は歯周病治療と矯正相談を希望されての来院でしたが、インプラント、歯列矯正、セラミックスによる審美歯科治療を併用し、今後の彼女の人生が明るく華やいだものとなることに貢献したいと考えております。

2010年3月26日

hori (05:21)

カテゴリ:治療例

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