インプラントの表面性状による違い

細菌汚染と洗浄後のさまざまなインプラント表面におけるオッセオインテグレーションの比較 : ウサギを用いた研究
方法:4つの種類のインプラント体表面が製作された。
機械処理(M)、プラズマ噴射ハイドロキシアパタイト(HA)、サンドブラストおよび粗粒子酸エッチング(SA)、陽極酸化チタン(TAO)
それぞれ対照群と実験群に細分された。
実験群はPrevotella intermediaとともに2週間培養された後、小綿球で清掃し生理食塩水に浸して洗浄した。
対照群は細菌汚染なしに同じ清掃手順を受けた。
非汚染HAとSA群は、非汚染M群よりも優位に高い除去トルクであった(P<0.01)。
汚染HAとSA群は汚染M群よりも有意に高い除去トルクであった(P<0.05)。
すべての汚染群は、それぞれの非汚染群に比較して低値であった。
汚染SAとHA群の除去トルクは、非汚染SAとHA群有意に低値であった(P<0.05)。
非汚染のHA群はもっとも高いBIC値を示し、続いて非汚染SA、TAO、M群の順であった。
非汚染HAとSA群は非汚染のM群よりも有意に高いBIC値であった(P<0.05)。
汚染群において、TAO群がもっとも高いBIC(骨接触率)値を示し、続いてM、SA、HA群であった。
しかしながら、汚染群間において有意差はなかった。
汚染HAとSAは非汚染の対照群よりも有意に低いBIC値であった(P<0.01)。
(参考文献)
Comparison of osseointegration on various implant surfaces after bacterial contamination and cleaning : a rabbit study. Int J Oral Maxillofac Implants 2013 ; 29(1) : 32-40. Yuan K/Chan YJ/Kung KC/Lee TM
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1.非汚染HAインプラントは、除去トルクが最も高い。
2.ただし、いったん汚染した場合、すなわちインプラント周囲炎になった場合には、骨接触率が小さいにもかかわらず、他の表面性状のインプラントよりも、除去トルクが高い。
ということが、HAインプラント使用する歯科医師は知っておく必要があるでしょう。

2014年7月20日

hori (17:23)

カテゴリ:インプラントについて

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