インプラント周囲炎とプラークコントロールの関係

インプラント周囲炎とプラークコントロールの関係

要説:この研究の目的は、インプラント周囲炎の治療を目的に紹介されてきた23名の患者において、口腔内の状況とインプラント周囲炎の相関を観察することである。

結果:適切な清掃ができない形態の上部構造を有するインプラントでは、その65%にインプラント周囲炎を認めた。

一方で、適切な清掃が行える形態の上部構造を有する場合は、82%のインプラントが健康な周囲組織を有していた。

臨床への示唆:審美性を考慮する必要がない部位では、極力、清掃性を第一とした上部構造を作る必要がある。

(参考文献)
Peri-implantitis in partially edentulous patients. association with inadequate plaque contorol. Serino G, Strom C.Clin Oral Implants Res. 2009.; 20(2): 169-174.

2013年5月 1日

hori (09:53)

カテゴリ:インプラントについて

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