インプラントについての最近のブログ記事

インプラントオーバーデンチャーの現在

総義歯治療は、1世紀に以上にもわたって有効且つ有用な補徹物として利用されてきた。

しかし、咬合力のすべてが顎堤に分散されることになり、顎堤吸収という代償を支払うことも懸念されていた。

近年インプラントオーバーデンチャーを装着すると、咀嚼力が回復し、顎堤吸収は抑制されるとする報告が多く見られるようになった。

これらのコンセンサスは、カナダのマギル(2002;MacGill)、イギリスの(2009;York)で採択され、下顎無歯顎症例に対する補徹処置は、下顎2本のインプラントオーバーデンチャーが第一選択であると考えられるようになってきている。

下顎twoインプラントオーバーデンチャーは、咬合力を顎骨骨で負担し、インプラント自体は、義歯の離脱を防ぐ維持力としての働きをする補徹物であり、その成功は96%と好成績である。

(下顎吸着義歯とBPSパーフェクトマニュアル より)

2011年12月24日

hori (14:40) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

このような方のインプラントはお断り!

左右の両側臼歯にインプラント治療を行う方で、片側ずつ治療を希望される方が少なくありません。

両側を同時に行うと、同時に左右の臼歯で噛める時期がくるので、噛み合わせの中心をコントロールしやすくなります。

しかしながら、片側ずつ治療を進める場合、顎位が先に治療を行った方にシフトするために、そのずれた位置で噛み合わせを構築することになります。

ということはすなわち、臼歯部のインプラントで顎位や咬み合わせを安定させ、前方の天然歯を守るということができなくなるのです。

さらに言えば、先にインプラント治療を行った側から、その後行った側に、噛み合わせは少しずつずれて行くので、左右的に安定しない噛み合わせになるということもできます。

噛み合わせが安定しない方では、インプラントもご自分の歯も咬合力のコントロールがうまくいかないので、またどこかの歯がダメになります。

歯とインプラントでは、歯槽骨に埋め込まれているインプラントの方が、大きな咬合力に耐えうるので、インプラントよりも先にご自分の歯がなくなるのです。

したがって、長期を見据えた治療計画に基づいていなければ、インプラント治療を受けたものの、以前と変わらず、ご自分の歯を定期的に失う結果となります。

堀歯科医院では、一度インプラント治療を受けた方が、再度他の部位でも治療を受けることがないようにすることを診療のポリシー、あるいは当院の存在意義と考えているので、両側に渡ってご自分の歯がないのに、片側だけインプラント治療を希望される方は、治療をお断りする場合があります。

私は、当院でインプラント治療を受けられた方は、可能な限り再治療がない状態を維持したいと考えています。

そのためには、咬み合わせを生涯に渡り、安定した状態を維持するということが必要なのです。


2011年11月18日

hori (11:45) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

インプラントの仮歯の長期使用について

インプラントの仮歯を長期間に亘って使用している方が知っておいた方が良い知識があります。

それは、インプラントの仮歯はすり減る量が尋常ではないので、噛み合わせがあっという間に崩れるということです。

そもそもあなたが、自分の歯を失い、インプラント治療を受けているのも、少なからず、歯列不正に起因する噛み合わせ不良、過剰な咬合力が関与しています。

素人判断で、歯科医師が噛み合わせをコントロールしにくい状況をわざわざ作り出すべきではありません。

また、臼歯部であれば、両側の歯を喪失してから、インプラント外来に来られることが多いのですが、片側の治療を済ませてから、もう片方も治療を進めるケースがとても多いです。

しかし、その様な場合、片噛みの状態で被せの高さや形態を決定することになるので、高額なインプラント治療が長期に亘って安定した状態を維持することは困難です。

やはり、左右のインプラント治療を受けることで、噛み合わせが左右で安定した状態になります。

そこまで行ってはじめて、最終的な噛み合わせの位置を決定するべきです。

インプラント治療が長期間に安定し、その後インプラント治療を受けることがないようにすることは、患者さまと私たちの共通の願いなのです。

2011年11月10日

hori (07:37) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

歯磨きが完璧でも歯がなくなる理由

親知らずが虫歯になっていないのに、その前の歯に大きなトラブルが出ている方が少なくありません。

普通に考えても、前歯よりも奥歯の方が歯磨きが難しいので、虫歯になりやすいような気がしませんか?

しかし実際には、必ずしも奥歯の方が虫歯が多いとは限りません。

堀歯科医院に来院される患者さまのお口の状態、咬み合わせを診査していると、その方の咬み合わせの中でもっとも咬める歯におけるトラブルが大きいことがわかります。

(前後の歯は無傷であるというのに、その歯だけが、神経を除去された状態で銀歯がかぶさっていたり、何度も差し歯が外れてきた経緯があって、その根の先には病気があったり、歯根が破折していたりする状況に、毎日のように遭遇します。)

虫歯の発生メカニズムが単純にそこに虫歯の原因菌が付着し、虫歯が進行する場合だけでなく、過剰な咬合力で歯に亀裂が入り、その溝に沿って虫歯が進行するケースが、ここ最近急激に増加してきているような気がしてなりません。

もし、そのような虫歯発生メカニズムの頻度が高いならば、まずは歯並びを整えて、特定の歯に咬合力が集中しないようにすること、さらに、可能ならば、過剰な咬合力がかからないようにすることが重要です。

そしてさらに加えるならば、歯列矯正治療を受ける際に、単に歯並びだけでなく咬合平面の傾きも考慮した歯列矯正を受けることです。

それにより、いわゆるミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンを獲得することです。

一見、歯並びが良くても、このミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンの概念から離れた咬み合わせをしている方は、歯磨きが完璧でも歯がどんどんなくなります。

※ミューチュアリー・プロテクティド・オクルージョンとは、前歯と臼歯とで、お互いに相手を守りながら存続する咬み合わせを意味し、垂直的な咬合力は可能な限り、臼歯部で受け止め、水平的な咬合力は可能な限り、前歯部で受け止める咬み合わせを指すます。

2011年10月28日

hori (00:00) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

奥歯をないままにしている、60代の女性の方へ

上下の大臼歯同士で、1本も咬む所がないという方が来院されました。

以前、他の歯科医院で部分入れ歯は作っていただいたとのことでしたが、入れ歯が動き、痛みもあるということで、使用せずそのままになっていたそうです。

この方は元々の咬合力も強く、残存している歯牙がすべて外側に傾いて、いわゆる出っ歯の状態となっていました。

そして咬合力の大部分がかかる小臼歯部に痛みを感じてのご来院でした。

この痛みのある小臼歯部に症状を取る処置を行いましたが、その処置を行うと、低下している咬み合わせの高さが一層低下します。

(この処置は、咬合力が治療している歯に伝わると、痛みが出るので、治療中は反対側の歯と接触しないようにするのです。)

そうなると前方に傾いている前歯が今以上に傾きます。

また仮に心機一転、入れ歯を使用することにしたとしても、咬み合わせの高さが低下しているために、入れ歯の厚みが薄く割れてくることでしょう。

やはり、この方の咬み合わせの崩壊をまた一歩進めないようにするには、インプラントしかありません。

インプラントで、垂直的な高さが維持できれば、前方歯の負担が軽減されますから、前方への傾斜の程度も抑えられ、小臼歯に痛みが出ることもなくなることでしょう。

成人になり、口元が突出感を感じている方のほとんどは、臼歯の数が減少しています。

前歯をきちんとした状態にしたいという希望の方は少なくないですが、前歯の状態を維持するためにも、大臼歯の治療をおろそかにするべきではありません。

前歯と臼歯ではそれぞれが異なる役割を担っており、片方だけが存在して、良い状態が続くことはありえないからです。

2011年10月 8日

hori (16:03) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

「上顎だけ全く歯がない」という方がなぜいるのか。

上顎の歯は全部というくらいたくさんあるのに、下顎には全く歯がない方がいます。

歯磨きの上手下手だけで、歯の残る・残らないが決定されているのであれば、下顎は歯磨きが上手で、上顎は歯磨きが苦手ということが実際にありえるのでしょうか?

少なくとも、私はそのようには考えていません。

歯の残る・残らないという結果に対して、歯磨きという因子のほかに、咬合力や歯槽骨における歯の位置、歯槽骨の骨密度、歯の硬さなどが関係していると考えています。

通常、上顎は下顎に覆い被さるような位置に存在していますから、歯軋り癖のある方であれば、咬みしめた状態で、上顎の歯は左右に揺さぶられる力がかかると考えられます。

上顎と下顎では、歯槽骨の硬さが上の方が柔らかいので、過剰な咬合力がかかった場合、上顎には歯の周りの歯槽骨が破壊されるような力がかかると考えられます。

一方、下顎は歯槽骨の硬さが硬いので、歯が欠けるような力がかかると考えられます。

面白いもので、それとは反対の上顎の歯は1本もないのに、下顎には全部の歯があるという方がいても良さそうなのですが、私の臨床経験の範囲では、ほとんど目にしたことがありません。

その歯がなぜなくなったのか、なぜなくならなければならなかったのか、仮にそこに歯を用意した際に何が具備すべき条件なのかなどについて考えてみると、そこにインプラント治療をした際に、長期の予後を見込めると考えています。

2011年10月 1日

hori (16:05) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

入れ歯で苦労している方の特徴

上顎の入れ歯が落ちて困るという方が来院されました。

お口を拝見してみると、上下とも数本ずつ、ご自分の歯が存在していました。

上顎には右側の犬歯付近に3本、下顎には左側の前歯付近に4本という状態でした。

専門的には、上下でご自分の歯同士が咬み合うところがない状態を、"すれ違い咬合"と言います。

(この方に限った話ではありませんが、"すれ違い咬合"の場合、自分の歯同士が咬めるところから順に自分で歯を破壊してきたという経緯があります。

また、"すれ違い咬合"になった現在でも、ご自分の歯があるところで咬むという傾向はそのままです。

それでは、この"すれ違い咬合"を有する患者さまは、どこを使って咬んでいるでしょうか?

それは、当然のことながら、しっかり咬んでも痛みを感じないところです。

具体的には、前歯部は臼歯部よりも咬合力がそれほど多くはかかりませんので、すれ違い咬合を有する患者さまのほとんどは、前咬みの傾向があります。

上顎の入れ歯は前で咬むと、後方から空気が入ってくる構造になっているので、前で咬むと上顎の入れ歯は落ちてしまうのです。)


この"すれ違い咬合"の場合、ご自分の歯と入れ歯の間の歯茎が押しつぶされてしまうために、咬合力(咬む力)が強すぎると、自分の歯で反対側の顎を痛める結果となります。

一方、入れ歯を使用している方でも、歯茎の厚みには個人差があります。

同じ"すれ違い咬合"でも、特に痛みを感じずに入れ歯を使用できる方もいるのは、歯茎の厚みが十分にあり、咬む力(咬合力)が比較的小さい方です。

咬合力(咬む力)の大小は、その方が持って生まれたモノですから、入れ歯になった途端に小さくするようなことは通常できません。

そうなると、歯茎の厚みが十分でなく、咬合力(咬む力)が過大な方はどうした良いのでしょうか?

その解決方法は、ズバリ、インプラントです。

インプラントは、顎の骨で直接、咬合力(咬む力)を受け止めるので、咬んで痛みを感じることはありません。

インプラント治療後には、入れ歯が入れていられなかった方でも、痛みなく咬めるようになるのは、このような理由からです。

入れ歯で苦労されている方は、一般に歯茎の厚さが薄いことが、まず一つの問題となっています。

神様から与えられた、歯茎が薄いという体質を恨んだり、ついつい強く咬んでしまう体質を怨むことは慎みましょう。

それよりも、ご自分の歯茎の厚さや咬合力の大きさがあまり問題とならない、インプラントという治療方法を選択し、少しでも早く前進されることをお勧めいたします。

 

2011年7月14日

hori (23:36) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

インプラントはこれが最後とお考えのあなたへ

2011-06-08

NO MORE IMPLANTS!


ようこそ!宮城・仙台からインプラントや歯列矯正を提案する堀歯科医院のページへ!
?口臭外来や審美歯科の相談・カウンセリングにも対応?
http://www.hori-shika.com/

こんにちは
仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
堀歯科医院へのご予約は、022?285?0771に今すぐお電話を!




今日は、これ以上、インプラント治療を受けることがないようにするために、どのように考えたらよいかについて、お話しましょう。

不幸にも自分の歯を失ってしまい、インプラント治療を希望する方は少なくありません。

そのような方のお口を拝見させていただいて、いつも思うことがあります。

歯をすでに失っている部位の多くは、その方がもっとも咬める場所だったということです。

もっとも咬める場所で、なおかつ上下的に弱い側で歯を失っているケースが非常に多いというということです。

少し話が分かりにくいかもしれませんので、右下がすでに歯がない方の場合で説明をしましょう。

右下がすでに歯がないのであれば、歯があった頃の咬み癖のあった側も、右のケースが多いということです。

(当然ながら、歯がなくなってしまった今では、反対の左が咬み癖のある側ということになります。)

それと同時に言えることは、何らかの原因で右よりも左が相対的に咬みにくかったということになります。

そして、さらに、右上と右下では同じ量の咬合力がかかるわけですから、結果として右下がその戦いに敗れ、抜歯に至ったという見方ができます。

こうして考えると、歯がないところにインプラント治療を行なうだけでは、真の患者さまの満足にはならないという結論になります。

長期に亘って安定した咬み合わせを維持し、再治療が必要な状態とならないためには、現在残っている歯の状態を変える必要があるのです。

(したがって、部分欠損症の患者さまに対する究極の治療は、歯列矯正を先に行ったうえで、インプラント治療、そして咬み合わせ治療を行うという流れになるわけです。)

前述した右下の歯を失った方のケースでは、右が咬みやすく、左が咬みにくいという左右差を減らす必要があります。

咬み合わせの治療を先に行ない、右上の歯の位置・形態を変えたうえで、右下のインプラントの位置・形態・咬み合わせを再構築する必要があるのです。


2011年6月 9日

hori (08:48) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

大福が好物なのに、我慢しているあなたに。

先日、こんな方が来院されました。

問診票を見ると、紹介者の欄には、先日堀歯科医院でインプラント治療を終えられたばかりのAさんのお名前がありました。

この方(Bさん)はそのAさんの古くからのご友人だったのです。

(以下、Bさんとの会話の内容です。)

『Aさんと私は長いこと、仲良くさせてもらっているのだけれど、Aさんがインプラント治療を受けると聞いて、最初は「骨に穴を開けてネジを埋めるような治療なんて、怖くないの?」って思ったの。

でも治療が終わり、Aさんと一緒に食事に出かけるたびに、以前の状態だったら、とても無理だったものまで普通に食べれるようになっていることにびっくりしたわ。

またそれと同時に、インプラントが何となく怖いとか、そういう恐怖みたいなものがすごく小さく感じました。

本当にびっくりしたわー。

その中でも私が一番うらやましかったのが、大福!ゴマのたくさんついた大福だったのよ!

Aさんが、大福をパクッとほおばった時の幸せそうな顔は忘れられないなあ。

Aさんが大福を実は大好きだったということも、その時初めて知ったわ。

何せ、一緒にいても食べているところを見たことがなかったから。

それを見ていて、「私もインプラントを早くやってもらわなきゃ」って思ったの。

実はね先生、私は大の甘党、中でも大福が大好物なの!

大福はすっかりあきらめていたので、早く私もAさんのようになりたい!

すぐにでもインプラントの治療を進めてください!』

Bさんは、堰を切ったように、私にインプラントへの思いを伝えてくれたのでした。

私も、入れ歯を入れている人の中で、大福のようなお餅を食べることをあきらめてしまっている人が少なからずいることを今更ながらに知った瞬間でもありました。

人間には誰にでも、寿命があります。

そして、人間には健康寿命があります。

無限に時間があるわけではないのです。

インプラントは今日でも、明日でも、来年でもできるかもしれません。

でも、入れ歯を使用することで、あきらめていた好きな食べ物(Bさんの場合でいうなら、ゴマのたくさんついた大福ですよね!)を思う存分食べることができるようになりたいならば、良いと思う治療を先伸ばしにするべきではありません。

あなたの人生を変えるのは、あなた自身です。

思いたったが吉日です。

今日から、インプラント治療で、あなたのこれからの人生を思い通りに変えて行きましょう!


 

2011年6月 3日

hori (16:57) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

その日のうちに歯が入る即時負荷インプラント

今回のインプラントは下顎前歯部。

下顎前歯部には、解剖学的には大きな血管や神経がありませんが、歯槽骨の幅が狭いので、しっかりと歯槽骨内にインプラントを埋入することが肝要であると考えています。

今回は歯肉をめくらず(フラップレス)で埋入オペを行い、その後すぐに仮歯を入れる即時負荷インプラントを行いました。

インプラントは通常、歯槽骨と結合する期間には負荷をかけず、安静な状態で治癒を待つのが一般的です。

ただ、歯槽骨の質と量が十分ある場合には、埋入したその日に負荷をかける場合もあります。

負荷をかけるというのは、埋入したインプラントの上に仮歯を立てるところまで行なうということです。

臼歯部、特に上顎では困難な場合もありますが、下顎ではこの即時負荷は可能な場合も多いです。

全く歯がなかったところに、その日のうちに歯が入ることになるので、患者さまはとても喜ばれます。


 

2011年5月 8日

hori (23:06) | コメント(0) | トラックバック(0)

カテゴリ:インプラントについて

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