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骨粗鬆症患者に対する、BP製剤の休薬について

・BP投与中患者でBRONJ発生のない予防的な休薬について、医科では休薬の必要性はないとしたが、米国口腔外科学会はBP製剤4年以上投与患者、または侵襲性歯科治療時における2か月間の予防的休薬の意義を唱え、日本口腔外科学会も準じている旨が明記された。
BRONJ発生時の休薬は「骨折リスク」ではなく、患者の全身状態が許すならば実施する、と訂正した。
(ザ・クインテッセンス 2016年11月号 )
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骨粗鬆症患者に投与されているBP製剤の休薬についての見解が大きく変わりました。
例えば、2012年のポジションペーパーでは、『骨粗鬆症患者にBP製剤を投与3年以上で、骨折リスクが高くなければ、休薬が望ましい。』との見解だったのが、2016年のポジションペーパーでは、『BP製剤を4年以上の投与で、骨折リスクが高い場合は、原則として予防的に休薬しない。』となりました。
また、BP製剤を、医科では『予防的な休薬しないと』いう見解であるのに対して、歯科では、『4年以上投与患者、または侵襲性歯科治療時における2か月間の予防的休薬をする』という見解で大きく異なります。
このままであると、インプラント治療を受けるために歯科に来院された患者さんが、医科で投与されているBP製剤の休薬を許可されず、その結果、歯科治療が受けられないということになります。
患者さんのQOL向上のためにも、早期の医科・歯科の緊密な連携を期待します。

2016年11月30日

hori (14:05)

カテゴリ:インプラントと骨粗鬆症

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