ガイデッドサージェーリーの健康被害

・dos Santosは、ガイデッドサージェーリーでは、ドリルが金属製ドリルガイドチューブを削っている可能性があり、ドリルの材質よりもガイドチューブの材料の骨組織内への飛散が懸念されると述べている。
(参考文献)
dos Santos PL, Queiroz TP, Margonar R, de Souza Carvalho AC, Betoni W Jr, Rezende RR, dos Santos PH, Garcia IR Jr. Evaluation of bone heating drill defomation, and drill roughness after implant osteotomy : guides surgery and classic drilling procedure. Int J Oral Maxillofac Implants 2014 ; 29(1) : 51-58.
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ガイディドサージェリーでは、注水が届きにくく、歯槽骨のオーバーヒートが懸念されています。
歯槽骨がオーバーヒートを起こすとインプラントが骨結合を起こさないので、再度インプラントを埋入する結果となります。
そのため現在は、毎回新品のドリルを使用することで、少しでもオーバーヒートを回避する方向にガイドラインが変更されてきました。
ところが、新品のよく切れるドリルを使用することで、今度は金属製ドリルガイドチューブを削っている可能性が疑われ、それにより、ガイドチューブの材料の骨組織内への飛散が懸念されるようになってきました。
すなわち、ガイドチューブの材料がイオン化して、血流に入り込むリスクがあるので、アレルギー等の健康被害が惹起される可能性があるということになります。
ガイディドサージェリーは最新のインプラント治療と謳われて久しいですが、ここでも『最新は必ずしも最善とは限らない。』と考えざるを得ません。

2017年2月25日

hori (08:52)

カテゴリ:ガイデッドサージェーリーの問題点

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