インプラント失敗に抗うつ剤が関係

・インプラント失敗に抗うつ剤が関係
抗うつ剤として広く用いられている選択的セロトニン受容体阻害剤(SSRls)が、オッセオインテグレーションの失敗、予後不良に関連する。
国際歯科医学会とアメリカ歯科医学会がカナダ・McGill大学らの実施したコホート研究の結果に基づき、9月3日に警告した。
2007年から13年にかけてインプラント治療を受けた490人(916本)のうち、51人(94本)がSSRlsを処方されていた。
SSRls処方群では失敗率が10.6%であったのに対して、非処方群では4.6%だった。
同研究では、インプラントの失敗をもたらすその他のリスク要因として、インプラントの径(4ミリ以下)、骨の増大、喫煙なども挙げた。
(アポロニア21 2014年 11月号)
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歯がない咬めない状態が長く続くと、精神的に不安定になる方がいます。
そのような状態で精神科を受診すると、抗うつ剤を処方される場合があります。
そのような方の場合、咬めない状態から咬める状態に変わった時点で、服用する抗うつ剤を減らす必要があります。
また、咬めない状態で受診するべき診療科は、精神科ではなく歯科だったかもしれません。
日本の医療の問題点は、臓器ごとに病気を診査・診断してしまうことです。
患者さんの全体を見て、的確な治療を各科で行いたいものです。

2014年12月 1日

hori (17:15)

カテゴリ:インプラントと喫煙

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