慢性の歯周病が心筋梗塞に関係

慢性の歯周病が心筋梗塞に関係
慢性の歯周疾患があると、急性の心筋梗塞のリスクが高まる。
スペイン・グラナダ大学の研究グループが歯周疾患と心筋梗塞を結びつけるメカニズムを解明。
今後の展開に期待が集まっている。
過去に急性の心筋梗塞を発症した112人について、慢性の歯周疾患の程度、全身状態のマーカー、生活背景などを評価したところ、白血球、好中球の値が、心筋を動かす働きのあるトロポニン、ミオグロビンの値を介して、歯周疾患と心筋梗塞の関係に大きく関与していることが分かったもの。
昨年10月に歯科学術誌「JDR」が掲載した同大学のMesa Aguado教授(歯周病学)らの論文をアメリカ歯科医師会(ADA)が4月のニュースで解説した。
Aguado教授は、慢性の歯周病が心筋梗塞のリスク因子となるとする研究を続けており、「Journal of Periodontal Reserch」が2004年に掲載したケーススタディーは現在まで多数飲用されている。
今後は大規模な疫学的研究を行い、「歯周病を放置すると心筋梗塞になる可能性が高まる」という考えの根拠となるエビデンスを確立することが期待されている。
(アポロニア21 2015年6月号 )
*****
慢性の歯周病が急性心筋梗塞を惹起する可能性があることが分かりました。
埋入したインプラントが長持ちするためにも、心筋梗塞にならないようにするためにも、お口の中には歯周病に罹患した歯を放置しない方がよさそうですね。

« コーヌスクローネは、維持歯7:人工歯7で安定する。 | ホーム | 下水管ウイルスが根管感染を予防?! »

このページの先頭へ