2か月に一度の口腔衛生指導

・プラークスコアに対する口腔衛生指導とPTCの効果
20-27歳の400名の被験者を「2か月ごとに口腔衛生指導を受ける」群、「2か月ごとにPTCのみを受ける群」、「年に1回来院し口腔衛生指導を受ける」群、「何もしない」群に分け、3年間観察を続け、そのデータを示しています。
どの群でもプラークスコアは改善しましたが、2か月おきに口腔衛生指導をした群で最も大きな改善がみられました。
2か月ごとのPTCによる臨床的に有意な効果がみられませんでした。
(参考文献)
Hugoson A, Lundgren D, Asklow B, et al. : Effect of three different dental health preventive programmes on young adult individuals : a randomized, blinded, parallel groupe, controlled evaluation of oral hygiene behavior on plaque and gingivitis. J Clin Periodontol, 34(5) : 407-415, 2007.
*****
2か月に一度のPTCよりも2か月に一度の口腔衛生指導の方がプラークスコアの改善幅が大きかったというエビデンスです。
魚を与えるよりも、魚の釣り方を教える方が有効であるのと近いイメージといえるでしょう。

« メンテナンスと根分岐部病変の予後 | ホーム | ISQ値は微小動揺に比例。 »

このページの先頭へ