自然口を直接観察できないことが多い。

・上顎洞への自然口は鼻腔内の深いヒダの奥深く(中鼻甲介の内側)に存在する小さな移行部であり、直径が5ミリを超すことはなく、通常は2ミリ以下である。
よって自然口の同定すらできないこともあるという。
したがって、内視鏡を用いても上顎洞全体を直接観察することは不可能であり、他の副鼻腔への自然口になるとさらに困難であることが推察される。
よって、耳鼻科医は副鼻腔自然口周囲の鼻腔側の所見やX線所見に基づいて、副鼻腔内の病変の有無や重症度を推察するわけである。
(インプラントジャーナル 2018年 76 )
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耳鼻科医は内視鏡を使用して、自然口を直接観察できるものと考えていましたが、そうではないことが分かりました。

2019年2月10日

hori (08:55)

カテゴリ:上顎臼歯部のインプラント

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